コース番号:02L   担当部署:加速器研究施設

コンピュータを用いた加速器の監視・制御


概要

 加速器は非常に多くの機器によって構成されています。例えば、周長3 kmのSuperKEKB加速器は約1万台の機器によって構成されています。私たちは日常生活で照明やテレビ、エアコンなど多くの機器をスイッチやリモコンで操作しています。しかし、多数の機器で構成される加速器をスイッチやリモコンだけで操作することは難しいでしょう。そのため、多くの機器へ瞬時に指令を伝え、測定データを受け取るための制御システムが必要になります。KEKではこのような制御システムを「多数のコンピュータ」と「EPICSと呼ばれるソフトウェア」を用いて構築しています。
 本コースでは、SuperKEKB加速器を例にして、加速器の制御システムについて説明します。また、実習を通してEPICSを使った制御システムを体験してもらいます。


内容

- SuperKEKB加速器の中央制御室および計算機室の見学
SuperKEKB加速器の監視および制御を行う中央制御室を見学します。加速器が運転している場合は、実際の運転の様子を見学することができます。
加速器の制御には多くのコンピュータやネットワーク機器が必要になります。計算機室では制御システムのために運用しているサーバーやネットワーク機器を見学します。

- コンピュータを用いた制御システムの説明と実習
SuperKEKB加速器では、ネットワークに接続されたコンピュータを利用して、多数の機器の監視および制御を行っています。制御システムの構築にはEPICSと呼ばれるソフトウェアを使用しています。
実習の前に制御システムの説明を行います。始めに、加速器のような大型実験装置にはどのような制御システムが必要とされるかをお話しします。そして、それを実現するために使用するEPICSとはどのようなソフトウェアなのかを説明します。
実習では、EPICSによって構築された試験環境において機器の監視や制御を体験してもらいます。スイッチやLEDのON/OFFの監視や制御を、コンピュータから遠隔で行うことができることを確認してもらいます。また、制御画面(GUI)の作成を体験してもらい、加速器の制御がどのように行われるのか知ってもらいます。

注意事項

特になし。

ここがポイント


...
SuperKEKB加速器の中央制御室
...
実習で制御する機器
...
作成する制御画面