電磁石と電磁石電源は、加速器を構成する主要要素の一つです。荷電粒子を輸送・蓄積したり、ビームの品質を高めたりする役割を担っています。放射光源用蓄積リング(PFリング)は、40年もの間、安定して光(放射光)を供給し続けている加速器です。また、陽電子ダンピングリング(DR)は、衝突型加速器として世界最高の性能を記録したKEKBの性能を更に超えるSuperKEKBのために、陽電子の品質を高める(エミッタンスを小さくする)ことを目的とした加速器です。
本コースでは、初めにPFリングやDRを紹介し、それぞれの電磁石や電磁石電源について説明します。その後、大小様々な電磁石電源が並ぶDR電源棟と、電磁石が配置されている加速器(DR)を見学します。また、実習では実際の加速器で使用している電磁石を用いて電磁石の磁場を測定しながら、電磁石の基本的な特性や電磁石電源の制御方法、電磁石を正確な位置に据え付けるための精密アラインメント技術について、幅広く体験することができます。
PFリングやDRの電磁石と電磁石電源について説明します。簡単な磁場計算を行い、電磁石の設計について理解を深めていただきます。
加速器トンネルや電源棟を見学します。見学では、電磁石や電磁石電源がどのように配置され、使用されているのか見ることができます。
磁場測定器へ電磁石を正確に据え付けます。据え付け作業では、加速器における電磁石の精密アラインメント技術を体験することができます。
磁場測定器を使用し、電磁石の磁場を測定します。測定結果と、簡単な磁場計算の結果を比較してみます。
動きやすい服装や靴でご参加ください。