コース番号:01F   担当部署:共通基盤研究施設 超伝導低温工学センター


低温センター技術基幹業務の総合体験


概要

加速器が成果を上げる陰では様々なインフラが必要となります。
それは我々が運動や勉学において成果を上げる裏で、筋肉や臓器が黙々と働く様に似ています。
超伝導低温工学センターではそのような加速器インフラにおける低温技術を担当しています。

当センター技術部門の主たる業務としては各種施設で用いられる低温寒剤(LN2やLHe)の供給と、その回収-再液化サイクルの管理が挙がります。
この中には液化ガスプラントの運転も含まれ、専門の技術職員によってその円滑な運用が日々行われております。
また研究活動として超伝導電磁石の開発や物性実験が行われますが、それらの計測制御システムの製作なども技術職員の業務に当たります。

いずれも華々しい栄光に彩られることのない、非常に地味な部分の更に縁の下であることは間違いありません。
ですが血液なくして人が動かないように、それがなければKEKもないものと自負しております。

我々超伝導低温工学センター技術部門ではそのような下支えとして辣腕を振るっていただける方を募集しております。
その第一歩として本インターンシップにおいては興味をお持ちいただいた方に各種業務を網羅的にご体験いただけるコースを用意しました。


内容

  1. ヘリウム液化機の運転
    • 超伝導低温工学センター所有のヘリウム液化機の起動運転を補助していただきます。  
    • 制御システムの操作以外にも起動前点検を含む各種準備も同行していただきます。
  2. 液化ヘリウム供給作業
    • ヘリウム液化機によって作られた液化ヘリウムをユーザー向けに供給する作業の補助をしていただきます。
    • 小型容器の搬入と各種配管の接続、また供給時に生じる蒸発ガスの調整を行う予定です。
  3. 研究支援業務の体験
    • 現在低温センターが取り組んでおりますCERN HL-LHCアップグレードにおける磁石評価試験の補助をしていただきます。
    • 設備や各種機器の保全、一部運転を考えておりますが、当該試験の進捗によって内容は変更になることをご了承ください。
いずれの作業においても監督職員として、高圧ガス保安責任者資格を持ち当該設備の保安係員に任命された者がその安全性を常に確認いたします。
また各種作業では待機時間が発生することがありますが、その場合は実験装置などの見学を随時実施します。

注意事項


ここがポイント

実際の業務そのものの体験となりますので、就職後のイメージがしやすい内容になります。
必要に応じて学術的な説明も入ることがありますが、手を動かすことが中心になりますのでそういった作業が好きな方におすすめです。
前提として要求する知識や技術はありません。研究を支えるということがどのようなものかへの興味さえあればどなたでも歓迎いたします。


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作業前点検の様子
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ガス精製作業中のバルブ操作
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ユーザー向け寒剤(LHe)デュワーの運搬