このセミナーは1984年以来、若手研究者の育成と一般企業の研究者の加速器科学への理解を深めることを目的として毎年開催しております。第一線で活躍中のそれぞれの分野の専門家が加速器科学の基礎と、最新の情報を判りやすく講義します。
聴講自由ですので、多数ご参加ください。ご質問のある方はoho10@milk.kek.jpまでお尋ねください。
今年のテーマは「大電流ビームを作る 〜J-PARCのビームコミッショニング〜」というものでした。講義はJ-PARC加速器の特徴や現在までに到達している性能などについての導入と、単粒子力学、空間電荷効果、シンクロトロンのRF調整、ビームの不安定性の理論といった大強度陽子リングのビーム力学入門の講義から始まりました。また、ビームモニター、ビームの入射と取り出し、磁石と真空系や、大電流イオンリニアックとRFQ(Radio Frequency Quadrupole)などの基礎についての講義も行われました。(KEKトピックスより抜粋)