高エネルギー加速器セミナーOHO

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高エネルギー加速器セミナー OHO'12
プログラム

今年のテーマ
「加速器の基礎と医療応用〜医療のための加速器」

  9月4日(火) 9月5日(水) 9月6日(木) 9月7日(金)
09:00〜10:00 受付・挨拶 1-3
単粒子ビーム力学
 
2-2
高周波加速の基礎
 
10
加速器医療応用4
電子ビーム3  
10:15〜11:15 1-1
単粒子ビーム力学
 
1-4
単粒子ビーム力学
 
2-3
高周波加速の基礎
 
7-1
加速器医療応用3
中性子ビーム1
11:30〜12:30 1-2
単粒子ビーム力学
 
2-1
高周波加速の基礎
 
3-1
放射線安全
シールドと計算
7-2
加速器医療応用3
中性子ビーム2  
12:30〜14:00 昼食休憩 昼食休憩 昼食休憩 昼食休憩
14:00〜15:00 4
加速器医療応用1
重イオンビーム1  
6-1
加速器医療応用2
陽子ビーム1  
3-2
放射線安全
シールドと計算
8
加速器医療応用4
電子ビーム1
15:15〜16:15 5
加速器医療応用1
重イオンビーム2  
6-2
加速器医療応用2
陽子ビーム1  
施設見学 9
加速器医療応用4
電子ビーム2
16:30〜17:00   特別講義
放射線の医療利用
 

講義内容紹介

  講師・連絡先 タイトル 講義紹介
1 久保 浄
(KEK)
単粒子ビーム力学 まず、線形近似に基づく横方向の運動を運動方程式から出発して論じる(ベータ関数、チューン、エミッタンスなどといった加速器で頻繁に使われるパ ラメータを導入する)。次に縦方向(ビーム進行方向)の運動(シンクロトロン振動)について述べる。次に、電子(陽電子)ビームの場合に重要とな るシンクロトロン放射とその効果(放射減衰、放射励起など)を論じる。最後に、ハミルトニアンを用いた運動の取り扱いを紹介する。
2 青 寛幸
(J-PARC)
高周波加速の基礎 粒子を直線上に加速する線形加速器と、磁場を用いて粒子を周回させながら加速する円形加速器では、高周波加速空洞に要求される特性も大きく異なってくる。本講義では、医療用X線源として数多く用いられている電子線形加速器、および陽子、重粒子照射用シンクロトロンの入射器として用いられている線形加速器を念頭に、線形加速器(リニアック)を中心とした高周波加速の基本的な項目、特に加速管内の電磁場の様子について基本的な内容からなるべく平易な解説を述べたい。
3 岩瀬 広
(KEK)
放射線安全
 
シールドと計算
種々放射線の遮蔽
シミュレーションコードの紹介と使い方
4 原田 久
(三菱電機)
加速器医療応用1
重イオンビーム1
炭素線治療はフォトンや陽子線と異なる生物学的効果や、シャープな線量分布といった特長がある。HIMACにおける累積患者数がおよそ7,000人となり、近年では日本における普及小型炭素線装置の建設や、欧州の2施設で治療が開始されるなど、世界中で重粒子線治療に対する期待が高まりつつある。本講義では、粒子線治療の概要、炭素線と陽子線の違い、炭素線治療装置の概要について説明する。
5 吉田 克久
(三菱電機)
加速器医療応用1
重イオンビーム2
普及小型炭素加速器システムを構成する炭素シンクロトロンと高エネルギービーム輸送系について,研究用の装置との違いを含めて述べる。
6 秋山 浩
(日立製作所)
加速器医療応用2
陽子ビーム
 
陽子線治療
陽子ビーム医療応用の特徴
医療用陽子加速器
7 岡部 晃大
(J-PARC)
加速器医療応用3
中性子ビーム
 
BNCT用小型加速器中性子源
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は正常細胞に損傷を与えることが少なく、治療効果の高 い放射線癌治療法として期待されている。一方で、BNCT 療法に必要な大線量の熱中 性子が原子炉からしか得られないという制約があったため、その利用が限定されてき た。このような背景もあり、近年、様々なBNCT用小型加速器中性子源の研究開発が活 発に行われている。本講義では、BNCT用加速器中性子源の特徴、及び、その開発状況 について紹介していきたい。
8 田辺 英二
(アキュセラ)
加速器医療応用4−1
医療応用 電子ビーム
 
医療用小型加速器とそのビジネス
X線による放射線治療を受けるがん患者は、世界中で1日12万人以上にのぼり、小型の電子加速器技術が大きな社会貢献を果たしている。本文では、今後に期待される医療用小型加速器の技術と、更にこの分野に於ける医療費を含めたコストとそれに見合うアウトプットをビジネスの視点から述べる。
9 神納 祐一郎
(三菱重工)
加速器医療応用4−2
医療応用 電子ビーム
 
動体追尾・画像誘導放射線治療装置VERO 用電子リニアック開発の実際例
VEROは、画像追尾誘導を行って心拍まで含めたあらゆる体 動を 補償し、目標とする腫瘍等に最新の治療技術であるIMRT(Intensity Modulated Radiation Therapy)まで含めた全ての光子線治療が施行可能な世界で唯一の放射線治療装置であるが、この よう な優れた機能を実現するために日本の高度な電子リニアック技術を駆使して開発した経緯があ る。 本編では、キー技術である加速管とAFC (Automatic Frequency Controller)に焦点を当てて開発の実際について例示した。
10 佐藤 勇
(日大)
加速器医療応用4-3
医療応用 電子ビーム
 
コヒーレント単色X線の医療応用
電子ビーム医療応用の特徴、
コヒーレント単色X線の医療への応用
特別
講義
松村 明
(筑波大)
放射線の医療応用  

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